モンゴルのイヌワシになる日まで

短歌といろいろ走り書き

信じ切るということ

『怒り』

期待していた通り‥好みの作品だった。『悪人』で空っぽになるくらい泣いたので、今回もそうなる気がしていた。開始たぶん5分くらいで泣いて、後半は嗚咽しないようにこらえるのに必死だった。3か所の土地が舞台になっていて、3つのラストがある。取り返しのついた終わりと、つかなかった終わり。登場人物のすべての立場になって、感情をなぞってみたい。一方、観る前に戻ってもう一度初めて観る、ということもしたい。

 

「信じる」ということについて考えた。疑うときは理由があるけれど、信じるときって理由がない気がした。相手を無条件に「あなただから」信じる、みたいな。もちろんそこまでの関係性があって、信じることにつながるのだろうけど、その関係性は、時間の問題でもなく、なんだろう‥。やっぱり最終的には「あなただから」としか説明できないような。信じたいけれど、信じ切るまでの関係性には足りなくて、でも信じたくて、でも信頼が間違っていて傷つくのが怖くて、自分を守ろうとして逃げ出したい気持ちもあって‥‥みたいな葛藤。

 

ふう‥