モンゴルのイヌワシになる日まで

短歌といろいろ走り書き

するのかよ。まあ、するか。普通。

先月、五反田団の『pion』を観た。

pion(パイオン) は獣。百獣の王であるライオンに勝った獣。ライオン、と同じイントネーションで、パイオン。小劇場の舞台を観たのは初めて。たくさん笑った。よかった。

前田司郎さんの作品は、台詞が自分たちの日常会話に近い感じがして、作り物めいていない感じが好きだ。水を飲むとすぐには身体に吸収されなくて、しばらくお腹がちゃぽちゃぽになるけれど、ポカリだと素早く吸収されるような。前田さんの作品はポカリのような感じ。『横道世之介』『ジ、エクストリーム、スキヤキ』よかった。

アフタートークの前田さんのふたつのお話。

子供のころナポリタンが嫌いだったのだけど、大人になって、もしかするとお母さんの作ったナポリタンが美味しくなかっただけで、本当はおいしいのでは?と思いつき、食べてみたら美味しくて好きになった、と。だから、嫌いだと思っていても、それは知らないっていうだけで、本当はよく知れば好きになれるかもしれないよ、ってお話。

それと、前田さん、普段は恋の話ばっかりしている、と。(たしか、20歳ころからずっと愛のことを考えている、とおっしゃっていた。)で、pion の内容に関連して、例えば5年間ひとりの人を想いつづける(片想い)ということが稀にあって、でも、その間、別の人ともまあ付き合ったりもするのだけど‥‥と。という話。

 

「稀」という点と、「別の人ともまあ付き合ったりもする」という点。何か頭に残っているお話でした。

『ふきげんな過去』は劇場で見逃したから、そのうち借りないと。