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モンゴルのイヌワシになる日まで

短歌といろいろ走り書き

恋でも愛でもなく錯覚もしくは病を

『ショート・ターム』

これは‥‥よかった‥‥。グレイスとメイソンが理想的過ぎた。心がほわっと温かくなった。家族の問題というのは深刻で、回復は簡単じゃない。場合によっては一生回復しない。でも、その問題=過去に囚われないで、別の世界=今・未来に目を向けることが、やっぱり大切だと思う。ありきたりだけど。頭でそう分かってはいても、心は思うようには動かせないのだけど、時間と、出会う人たちに助けられて、いつか動きだせるかもしれない。キッチンでのメイソンが愛らしいかった。ちなみに、好きなキッチンのシーンとしては『ゴッドファーザー3』のニョッキを作るシーンがある。

 

ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』

前に観たときはあれだったのに、今回観たらよかった。太宰治は深くは知らない。女性関係についてよく聞く程度にしか知らない。当事者にはなりたくないと思うのだけど、惹かれる女性の気持ちもわかる。使ってはいけない毒のような男、常習性・中毒性があって、離れても禁断症状を起こすような‥‥。それでも彼女は幸せを感じているのかもしれなくて。その幸せは錯覚かもしれないけれど、死ぬまで錯覚できれば、それはもう錯覚ではなくなるかもしれない。